COLUMN
コラム
2025/07/18
怪しいフランチャイズコンサルに騙されない!契約前に確認すべきポイントとは
フランチャイズ展開を成功させるには、専門知識と実績を持つフランチャイズコンサルタントの力を借りるのは有効な手段です。しかし、近年では「フランチャイズ専門」と名乗りながら、実態のないコンサルタントや、高額なフィーを請求しながら成果を出せない業者も増えています。安易に契約してしまうと、時間もお金も無駄にし、最悪の場合はブランドそのものが傷つく恐れすらあります。
では、信頼できるコンサルタントを選ぶには、どのような点を事前に確認すべきなのでしょうか。以下に5つのポイントを解説します。
① 過去の実績を「具体的に」提示してもらえるか
「多数の本部立ち上げ実績あり」といった曖昧な表現ではなく、
- どの業種で
- どのような規模で
- どんな支援を行ったか
など、実名や数字を交えて具体的に語れるかが重要です。守秘義務を理由に一切明かせない場合は注意が必要です。
② コンサルの「得意領域」を明確にしているか
営業支援、契約書整備、SV教育、加盟開発など、フランチャイズ支援には多くの分野があります。どの領域に強いのか、逆にどこは外部パートナーに任せているのかを明確に語れる人は信頼度が高いです。
③ 一方的な契約・高額な初期費用を求めてこないか
「今すぐ決断を」と急がせるコンサルや、「月額50万円以上」のように成果に見合わない固定フィーを求めるケースは要注意。段階的な契約や、初期調査から始められる柔軟なプランがあるかも確認しましょう。
④ 質問に対して「本部目線」でアドバイスしてくれるか
本部のビジョンや商品理解をせずに、テンプレート的なアドバイスばかりするようでは、継続的な支援は望めません。本部の理念や業種特性に寄り添っているか、初回面談で見極めることが大切です。
⑤ 過剰に夢を語らないか
「1年で100店舗は確実」「加盟金で利益が出ます」といった、現実離れした提案には注意しましょう。堅実なコンサルは、リスクも含めて率直に伝えてくれるものです。
まとめ
フランチャイズ展開は、自社の看板を全国に広げる一大事業です。そのパートナーとなるコンサルタントは、安易に決めるべきではありません。数社と面談を行い、実績・姿勢・費用のバランスを丁寧に見極めて選定することが、成功への第一歩です。