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COLUMN
コラム

2025/07/11

フランチャイズコンサルタント利用時の注意点

フランチャイズ展開を目指す企業にとって、フランチャイズコンサルタントの活用は有効な手段です。業界知識や仕組みづくりのノウハウを持つ専門家の助言によって、スムーズな本部構築や加盟開発が期待できます。しかし、すべてを丸投げしたり、コンサルタント選びを誤ると、かえって事業に悪影響を及ぼすリスクもあります。ここでは、フランチャイズコンサルタントを利用する際に注意すべきポイントを解説します。

1. 実績と専門分野を確認する

コンサルタントによって得意な業種やフェーズ(立ち上げ・加盟開発・本部運営支援など)は異なります。過去の支援実績や業種との相性、自社と同規模の企業への支援経験があるかを確認しましょう。派手な経歴だけでなく、具体的な成果や顧客の声をチェックすることが重要です。

2. 依存しすぎない姿勢が必要

「全部お任せしたい」というスタンスでは、フランチャイズ本部としての主体性が育ちません。あくまでコンサルタントは“支援者”であり、意思決定やビジョンの構築は経営者の役割です。提案を鵜呑みにせず、自社の価値観と照らし合わせて判断しましょう。

3. 短期成果だけを追わない

加盟店を急拡大させることに注力するコンサルタントもいますが、加盟店が長く安定して運営できなければ意味がありません。本部機能の整備、教育体制、ブランド価値の構築といった“長期的な視点”で動けるかどうかを見極めることが大切です。

4. 契約内容と報酬体系を明確にする

「初期費用が安い」などの表面的な条件に惹かれる前に、契約内容を細かく確認しましょう。成果報酬型であれば、どのタイミングでどんな成果を指すのかを明確にしておくこと。不透明な報酬体系は、後々トラブルの原因になります。

5. 自社のカルチャーと合うかどうか

スキルや実績だけでなく、「価値観の相性」も非常に重要です。利益重視か、理念重視か、スピード感や組織風土などが合っていなければ、意思疎通に齟齬が生じます。初回面談では、実務以外のフィーリングもチェックポイントです。

フランチャイズ展開は、一朝一夕で成功するものではありません。だからこそ、信頼できるコンサルタントと「伴走」できる関係を築くことが何より大切です。冷静な目で選定し、自社のビジョン実現に向けた最良のパートナーを見つけましょう。

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