COLUMN
コラム
2023/08/02
フランチャイズ加盟申込書とは
フランチャイズ加盟申込書とは、文字通り
正式な加盟契約の前に加盟の意思表示をし、フランチャイズ本部へ
申し込みをする書面になります。
申込書を提出すること=「申込金のお支払い」が
必要になるケースがほとんどです。
加盟時に出店計画や物件紹介、立地診断を本部が
するオペレーションになっており、そのために
人件費や諸経費がかかるため、先に一定の費用を加盟者から
いただく、というものです。
加盟者としては、エリアや物件が決まっていないのに
加盟してしまい、加盟した後に希望のエリアや
理想の物件がなかなか決まらない、というリスクを回避することにも
つながります。
しかし、この「加盟申込金」というのは
一度払ってしまったらその後加盟しないという結論に至ったとしても
返金はできないケースがほとんどです。
本部としても、加盟申込金だけをいただいて
将来本当に加盟するかどうかわからない方に対して
どこまでノウハウや情報を開示するべきか、線引きが難しいという
デメリットもあります。
そのため、やはり加盟申込書並びに加盟申込金は設定せず
加盟した後(加盟金をお支払いいただいた後)に
本部としてはノウハウや情報を存分に提供する、という形が
ベストだと考えます。
加盟者の方は、この本部へ加盟して事業を成功させる!!という
覚悟も決まった状態で、真剣にその事業に向き合う、
そして本部はその覚悟や熱意があるオーナーに対して
期待に応えるべく、サポートやノウハウを惜しむことなく
提供する、という構図がスムーズに描けることが
理想であると思います。
「そうは言っても、加盟する前に物件の情報はほしい」という
加盟者の方がいらっしゃるかもしれません。。
しかし本当に良質なフランチャイズ本部であれば
加盟いただいたオーナーへは
加盟後にしっかり情報提供しますし、物件探しも
二人三脚で探したりアドバイスをくれたり、
実際に現地に足を運んでくれたり、加盟金相応の
対応をいただけます。
逆に加盟申込金という、加盟金の一部のみを
お支払いいただいているオーナー候補の方へは
全ての情報を惜しむことなく提供することが難しくなってしまうのです。
加盟者は、加盟前にしっかりとどういう本部か見極め、
情報収集し、覚悟が決まり、絶対この事業をやりたい!
という加盟先を見つけた時にこそ、
迷うことなく加盟金をお支払いし加盟することが理想です。
今回は「加盟申込書・申込金」について本部目線と
加盟目線でのお話しをさせていただきました。
最後までお読みくださりありがとうございました。