COLUMN
コラム
2025/06/18
フランチャイズ本部がロイヤリティの価値を提供し続けるには
フランチャイズ加盟オーナーは、加盟して
本部から提供されたノウハウを習得し
「もう自分たちだけで運営ができる」と
思ってしまうと、本部へ不満が出てきたり
契約を解除しようとしたり、最悪の場合
本部に黙って同業の商売をし始めてしまう
ケースも起こりえます。
では、どうすればオーナーは本部に不満も無く
ロイヤリティを払うことに満足感を得てもらえるのでしょうか。
下記にて大まかにまとめてみました。
1.サポート体制の充実/SVの巡回・研修・相談窓口
月額ロイヤリティは加盟店への定期巡回、経営サポート、
人材教育研修などに充てられます。SV(スーパーバイザー)
による現場訪問や導入研修を継続的に行うことで、
オペレーション品質と加盟店の信頼感を維持できます。
2.マーケティング、商品開発、集客等への再投資
チェーン全体のブランド力強化には、広告やキャンペーン、
集客施策への投資、新商品の開発が不可欠です。
加盟店が自ら企画しなくても魅力的な商品・サービスを
提供できる体制を整えることが重要です 。
3.支援内容の「見える化」と透明性の強化
加盟店が「何に対してロイヤリティを払っているのか」を
明確に理解できるよう、支援実績や費用内訳、
使途を定期的に報告・可視化する必要があります。
これにより「搾取されているのでは?」といった不信感を払拭できます。
4.DX推進による業務効率と収益改善支援
可能であれば売上管理や在庫予測などデータ分析ツール、
コミュニケーションツールアプリ等を使った
双方向連絡体制の導入によって、加盟店の業務効率を高めながら
本部とのコミュニケーションを強化します。
加盟者が、単なる「加盟者/取引相手」では無く
「チームの一員」という意識を持つようになれば、
「ロイヤリティを払う価値がある」と感じ
良好な関係性を維持し続けることにつながります。